オリディア(手打ち)
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オリディア(手打ち)
オリディアの手打ち注射は、ポリ乳酸(PLLA)を主成分とした注入材を、医師が気になる部位を確かめながら、細い針で少量ずつ入れる施術です。当院では、ニキビ跡の小さな凹みや、毛穴の開きに使っています。オリディアは国内で承認されていない医療製剤のため、下の「国内で承認されていない医療機器について」もあわせてご覧ください。
こんなお悩みに
- ニキビは治ったのに、小さな凹みが残っている
- 大きめの毛穴の開きが気になる
- 気になるところに絞って治療したい
オリディアの成分
オリディアは、体の中で少しずつ分解されるポリ乳酸(PLLA)を主成分とした注入材です。ポリ乳酸に対する体の反応で、皮膚の中でコラーゲンがつくられるのを促す目的で使います。体内で分解される素材であることと、副作用が起きないことは別です。
凹みや毛穴の状態を診てから注入します
ニキビ跡の凹みは、形や深さ、広がり方がさまざまです。凹みの底が、傷あとの硬い組織で下に引きつけられていると、注入材を入れるだけでは持ち上がりにくくなります。そのときは、針の先でその下を細かく切りはなしながら注入します。
凹みが広い範囲に散らばっているときは、別の治療が合うことがあります。大きく深い凹みには、ほかの治療を先に行い、そのあとで手打ちを組み合わせることもあります。
注入材によるニキビ跡の凹みの治療は、日本皮膚科学会のガイドライン(2023年)で「行ってもよいが、推奨はしない」とされています。十分な根拠となる報告が少ないためです。
毛穴に使うのは、開きが大きめのところです。小さな毛穴には、レーザーなどを選ぶことがあります。
回数と、変化を確かめる時期
回数は3回ほどが目安ですが、何回か受けても、凹みが残ることがあります。変化は、注入したあとの腫れが落ち着いてから経過を見て確かめ、追加の注入が必要かを判断します。
痛みとダウンタイム
針を刺すときに痛みがあるため、必要に応じて麻酔を使います。施術のあとは、赤み・腫れ・痛み・かゆみが数時間〜数日、内出血が出た場合は1〜2週間ほど続くことがあります。メイクは翌日からできます。当日は入浴・飲酒・激しい運動を控え、注入したところはこすらないでください。
この施術の要点
| 診療区分 | 自由診療(保険適用外) |
|---|---|
| 主な対象 | ニキビ跡の小さな凹み、大きめの毛穴の開き |
| 使用する注入材 | オリディア(ポリ乳酸を主成分とした注入材。国内未承認の医療製剤) |
| 回数の目安 | 3回ほど。凹みや毛穴の状態によって変わります |
| 痛み・麻酔 | 針を刺す痛みがあります。必要に応じて麻酔を使います(麻酔代は別) |
| ダウンタイム | 赤み・腫れ・痛み・かゆみは数時間〜数日、内出血は1〜2週間ほど。メイクは翌日から |
| 受けられない方 | 注入する部分に炎症や感染がある方、オリディアの成分にアレルギーのある方 |
| 診察でお伝えください | 妊娠中・授乳中の方、ケロイドができやすい方、血液をさらさらにする薬を飲んでいる方 |
| 受けられる院 | 大阪院、安城本院、東京院 |
診察・治療の流れ
洗顔・撮影
診察
注入
施術後
副作用・リスク
- 針を刺すときの痛み、出血、赤み、腫れ、かゆみがあります。多くは数時間〜数日で落ち着きます。
- 内出血が出ることがあり、消えるまで1〜2週間ほどかかる場合があります。
- しこり(結節)や小さな盛り上がり、肉芽腫ができることがあり、注入から数か月たって出る場合もあります。
- 感染やアレルギー反応が起こることがあります。
- まれに、注入材が血管に入ったり、血管を圧迫したりすると、血の流れが止まり、皮膚が傷んで黒ずむ(壊死)ことや、見え方の障害(失明を含む)が起こることがあります。
- すべての凹みや毛穴が目立たなくなるわけではなく、期待した変化が得られない場合もあります。
- 治療した部分やそのまわりの皮膚が白っぽく、または紫色に変わったとき、強い痛みが続くとき、見え方がおかしいときは、すぐに治療を受けた院へご連絡ください。強い腫れや赤みの広がり、熱っぽさがあるときも、次の予約を待たずにご連絡ください。
FAQ
国内で承認されていない医療機器について
未承認であること:オリディア(ポリ乳酸の注入材)は、国内で承認されていない医療機器です。
入手経路:当院の医師の判断のもと、個人輸入しています。個人輸入については、厚生労働省の「個人輸入において注意すべき医薬品等について」をご覧ください。
国内の承認品:同じ性能の医療機器で、国内で承認されたものはありません。
海外での状況:韓国で許可を受けています。米国などでは承認を確認できず、重いリスクが十分に分かっていない可能性があります。
救済制度:医療機器による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。