酒さ治療で大切なのは「原因を見つけること」|画像診断の重要性について
酒さ治療で大切なのは「原因を見つけること」画像診断の重要性について酒さ治療において画像診断は非常に有効です。血管強調画像で目の周囲だけ赤みが抜けてみえるときは赤みの濃い部分から高率にニ
記事を読むニキビダニ(顔ダニ)は、顔の毛穴にすんでいる、目に見えないほど小さなダニです。数が増えると、顔の赤みや細かいぶつぶつ、むずがゆさの原因になることがあります。当院では、保険診療で診察し、顕微鏡で調べてほかの病気と見分けてから治療します。
ニキビダニは、毛穴の中で皮脂を食べて暮らしていて、いるだけでは病気ではありません。数が増えて、毛穴のまわりに炎症が起きた状態は、毛包虫性ざ瘡(もうほうちゅうせいざそう)とも呼ばれます。赤みやぶつぶつは、額や眉間、頬、鼻のまわりなど、皮脂の多いところに出やすく、左右対称に出ることもあります。
ニキビは、毛穴が詰まり、膿むと大きく腫れてきます。ニキビダニによるぶつぶつはそれより細かく、膿もごく小さいのが特徴で、かゆみやヒリヒリ感を伴うこともあります。酒さ(しゅさ)と呼ばれる赤みの中にも、ニキビダニが増えているものがあります。
ニキビや湿疹の薬、ステロイドの塗り薬、かゆみ止めの飲み薬など、今までに使った薬と、使っていた期間をお知らせください。塗ると引くか、やめるとぶり返すかといった経過も、お聞かせください。
今使っている塗り薬は、自己判断でやめないでください。顔に使っているステロイドなどが症状に関わっていることもありますが、別の病気のために出されている場合もあります。続けるかどうかは、診察で薬を確かめてから決めます。
診察では、拡大鏡で皮膚をくわしく見て、赤みの強い毛穴や、ごく小さな膿のぶつぶつを探します。そこからピンセットで中身を少し取り、顕微鏡で見ます。
ニキビダニが見つかっても、見つからなくても、それだけで原因を決めるわけではありません。赤みの場所やぶつぶつの形、これまでの経過も合わせて、酒さや口囲皮膚炎(こういひふえん)、湿疹、かぶれなどと見分けます。
飲み薬は、ニキビの治療にも使う抗菌薬のミノサイクリンです。塗り薬は、メトロニダゾールのゲルか、イベルメクチンのクリームを使います。どちらの塗り薬を使うかは、症状や、これまでに使った薬に合わせて決めます。
この3つの薬をニキビダニの治療に使うのは、国が承認した使い方に入りません。イベルメクチンのクリームは、国内では承認されていない薬で、保険は使えません。くわしくは、下の「ニキビダニの治療に使う薬と、国の承認について」をご覧ください。
ステロイドなどの塗り薬をやめたあとは、一時的に赤みやぶつぶつが強くなることがあります。つらいときは、元の薬に戻す前にご連絡ください。
かゆみやヒリヒリ感が落ち着いても、細い血管が透けて見える赤みは、治療を終えたあとも残ることがあります。その赤みには、自由診療(保険適用外)で、光治療のノーリスを行っています。ステロイドの塗り薬や飲み薬、ミノサイクリンのように光に過敏になる薬を使っているあいだは、ノーリスを受けられないことがあるので、ご相談ください。
| 費用の目安 | 診察と、保険で使える薬による治療は、保険診療です(自己負担は、保険の負担割合によります)。使う薬によっては保険が使えないこともあり、イベルメクチンのクリームと、光治療のノーリスは自由診療です |
|---|---|
| 主な症状 | 額・眉間・頬・鼻のまわりの赤みと、細かいぶつぶつ。むずがゆさやヒリヒリ感を伴うことがあります |
| 検査 | 赤い毛穴や小さなぶつぶつから、ピンセットで毛穴の中身を取り、顕微鏡で調べます |
| 主な治療 | ミノサイクリンの飲み薬と、メトロニダゾールのゲルまたはイベルメクチンのクリーム(ニキビダニの治療に使うのは、国が承認した使い方に入りません。イベルメクチンのクリームは国内未承認です) |
| 治療期間の目安 | 2か月ほど。ステロイドの塗り薬を長く使っていた方は、長くかかることがあります。効き方には個人差があり、2か月で落ち着かないことや、治療を終えたあとにぶり返すこともあります |
| メトロニダゾールのゲルを使えない方 | この薬でアレルギーを起こしたことがある方、脳や脊髄の病気(腫瘍を除く)がある方、妊娠3か月以内の方 |
| ノーリス(自由診療) | ニキビダニの治療のあとも残る、細い血管による赤みに行う光治療です。照射の間隔は1か月ほどが目安です。 |
| 受けられない方(ノーリス) | ステロイド(塗り薬・飲み薬)・光に過敏になる薬(この治療で飲むミノサイクリンを含みます)・血液をさらさらにする薬(抗凝固薬)を使っている方、光線過敏症の方、ケロイドや盛り上がった傷あとができやすい方、金を含む注射薬(シオゾールなど)を使ったことがある方。肝斑・刺青・アートメイク・皮膚がんがある部分と、肌の色がとても濃い方の赤みには照射しません。受けるために、自己判断で薬をやめないでください |
| 診察でお伝えください | 妊娠中・授乳中の方、妊娠の可能性がある方、抗菌薬などでアレルギーを起こしたことがある方、肝臓や腎臓の病気がある方、血液の病気や、脳・脊髄の腫瘍がある方、ほかに使っている薬(ビタミンAの仲間の飲み薬〔ニキビの飲み薬を含みます〕、血液をさらさらにする薬、経口避妊薬など)がある方。(ノーリス)ペースメーカーなどの機器を体に入れている方、糖尿病・血友病・白斑・重い血行障害がある方、照射する部分にヒアルロン酸などの注入物・脂肪注入・インプラントがある方、日焼けをしている方、麻酔の薬でアレルギーが出たことがある方 |
| 受診できる院 | 安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院 |
■ イベルメクチンのクリーム
未承認であること:ニキビダニの治療に使うイベルメクチンのクリームは、国内で承認されていない医薬品です。
入手経路:当院の医師の判断のもと、個人輸入しています。個人輸入については、厚生労働省の「個人輸入において注意すべき医薬品等について」をご覧ください。
国内の承認品:同じ成分の国内承認品は、飲み薬のストロメクトールだけで、腸管糞線虫症と疥癬が対象です。皮膚に塗るクリームはありません。
海外での状況:米国やカナダでは、酒さ(顔が赤くなり、赤い発疹が出る病気)の赤い発疹の治療薬として承認されています。ニキビダニの治療を目的に承認されたものではありません。主な副作用は、皮膚の焼ける感じや刺激感、かゆみ、乾燥です。
救済制度:万一重い副作用が起きた場合も、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
■ ミノサイクリン(飲み薬)
承認外の使い方であること:ミノサイクリンは国内で承認された医薬品ですが、ニキビダニの治療への使用は承認されていません。
入手経路:国内の正規の流通経路で購入しています。
国内の承認品:ミノサイクリンは、細菌による皮膚の感染症などの治療に承認されています。
海外での状況:米国では、ミノサイクリンの飲み薬が、大人の酒さの赤い発疹の治療に承認されています。
救済制度:承認外の使い方のため、万一重い副作用が起きた場合も、救済制度の対象にならない場合があります。
■ メトロニダゾールのゲル(ロゼックスゲル)
承認外の使い方であること:ロゼックスゲルは国内で承認された医薬品ですが、ニキビダニの治療への使用は承認されていません。
入手経路:国内の正規の流通経路で購入しています。
国内の承認品:ロゼックスゲルは、酒さと、がんの皮膚潰瘍の部位の殺菌・臭気の軽減に承認されています。
救済制度:承認外の使い方のため、万一重い副作用が起きた場合も、救済制度の対象にならない場合があります。
施術の特徴や経過を、院長ブログでご覧いただけます。
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