診療案内

サブシジョン

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

サブシジョン

サブシジョンは、皮膚を下から引っ張っている硬い組織を切り離し、ニキビ跡の凹みを治療する処置です。レーザーを照射する方法とは異なり、器具を皮下に入れて処置します。当院では、切り離したところに、国内では承認されていない医療機器の注入材を入れます。下の「国内で承認されていない医療機器について」もあわせてご覧ください。

こんなお悩みに

  • ニキビは治ったのに、深い凹み(クレーター)が残っている
  • 凹みの底が、皮膚の下に引き込まれているように見える
  • 注入の治療だけでは、凹みが持ち上がりにくかった

癒着で引き込まれた凹みに行います

ニキビの炎症が治ったあと、皮膚の下の組織が硬くくっついて(癒着して)、皮膚を下へ引き込むことがあります。こうした凹みは、注入の治療だけでは持ち上がりにくいことがあります。サブシジョンでは、針や専用の器具の先で、この癒着を切り離します。

ニキビ跡のすべてが癒着によるものではありません。凹みの深さや硬さを診察して、この処置が合うかを判断します。形によっては、ほかの治療を選んだり、組み合わせたりします。

注入材を組み合わせて行います

切り離したところがまたくっつくと、凹みが戻ることがあります。当院では、これを防ぐ目的で、そこに注入材を入れています。注入材には、ヒアルロン酸のバイオリジェンと、豚由来のコラーゲンを含むコラージュがあります。どちらも、国内では承認されていない製剤です。

腫れと内出血について

処置は麻酔をしてから行います。処置のあとの赤み・腫れ・痛み・針の跡は数時間〜数日、内出血は2週間ほど続くことがあります。注入材を入れたところの腫れやふくらみ、凹凸感は、2〜3週間から数ヶ月ほど続くこともあります(当院でお伝えしている目安)。凹みの変化は、腫れや内出血が引いてから確かめます。

処置後の注意

処置の当日は、入浴・飲酒・激しい運動を控えてください。スキンケアとメイクは、翌日からできます。処置のあとは肌が日光の影響を受けやすいため、紫外線対策をしてください。

この施術の要点

診療区分自由診療(保険適用外)
主な対象皮膚の下の癒着で引き込まれた、ニキビ跡の凹み
注入材バイオリジェン(ヒアルロン酸)かコラージュ(豚由来のコラーゲン)。どちらも国内未承認の医療機器です
回数凹みの状態によって、くり返し受けることがあります
麻酔麻酔をしてから行います(麻酔代は別)
処置のあと赤み・腫れ・痛み・針の跡は数時間〜数日、内出血は2週間ほど。注入材を入れたところの腫れやふくらみ、凹凸感は、2〜3週間から数ヶ月ほど続くこともあります(当院でお伝えしている目安)。スキンケアとメイクは翌日から
受けられない方治療する部分に炎症や感染がある方、麻酔や注入材の成分にアレルギーがある方
コラージュを使えない方豚のたんぱく質やコラーゲンにアレルギーがある方、アナフィラキシーを起こしたことがある方、体に入れる材料(注入材など)で強い反応が出たことがある方、ご本人かご家族が自己免疫の病気にかかっている方(以前にかかった場合も含む)、感染症がある方、妊娠中・授乳中の方
診察でお伝えください持病がある方、ふだん飲んでいる薬がある方(血をさらさらにする薬など)、血が止まりにくい体質の方、強いアレルギーを起こしたことがある方、ご本人かご家族が、じんましんなどのアレルギーが出やすい体質の方、免疫の治療を受けている方、治療する部分に、ほかの注入材が入っている方、妊娠中・授乳中の方、肝斑がある方、傷あとが盛り上がりやすい方
受けられる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院

診察・治療の流れ

01

洗顔・撮影

メイクを落として洗顔し、VISIAで肌の状態を撮影します。
02

診察

医師が凹みの深さや硬さを診て、処置する範囲と注入材、費用、起こりうる副作用をご説明します。持病やふだん飲んでいる薬、アレルギーもうかがいます。
03

麻酔・処置

麻酔をしてから、器具で皮膚の下の癒着を切り離し、その部分に注入材を入れます。
04

処置のあと

出血や腫れの様子を確かめ、当日の過ごし方と、すぐに連絡が必要な症状をお伝えします。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 処置中の痛みと出血、処置のあとの赤み・腫れ・痛み・針の跡、内出血が出ることがあります。
  • 感染、血腫(皮膚の下に血がたまる)、しこり、しびれなどの感覚の鈍り、色素沈着や、色が抜けることが起こったり、傷あとが残ったりすることがあります。
  • しびれなどの感覚の鈍りは、数か月以上続いたり、残ったりすることがあります。
  • 切り離したところがまたくっつく(再癒着)ことがあります。施術部位に肝斑があると、刺激により肝斑が濃くなることがあります。
  • 注入材によって、しこりや凹凸、アレルギー反応が起こることがあります。しこりには、注射や飲み薬での治療や、手術で取り除く処置が必要になることがあります。
  • 注入から数日〜数週間以上たってから、腫れや赤み、かゆみ、しこりが出ることがあります。コラーゲンの注入材では、遅延性のアレルギー反応が数か月、まれに1年以上続くことがあります(国内で承認されているコラーゲンの注入材の添付文書)。
  • 入れた注入材が、入れた場所から動くことがあります。
  • まれに、注入材が血管に入ったり、血管を圧迫したりすると、血の流れが止まり、皮膚が壊死することや、見え方の障害(失明を含む)、脳卒中が起こることがあり、後遺症が残ることもあります。
  • 麻酔の薬で、気分が悪くなったり、アレルギーが起きたりすることがあります。
  • 凹みが残ったり、期待した変化が得られなかったりすることがあります。
  • 治療したところやそのまわりの皮膚が白っぽく、または黒色に変わったとき、強い痛みが続くとき、見え方がおかしいときは、すぐに治療を受けた院へご連絡ください(院に連絡がつかないときは、救急を受診してください)。急に手足がしびれる、ろれつが回らないなどの症状が出たときは、すぐに救急(119番)に連絡してください。腫れや赤みが強くなる、熱をもつ、なかなか引かないといったときや、しこりが気になるときも、次の予約を待たずに院へご連絡ください。

FAQ

国内で承認されていない医療機器について

■ バイオリジェン(ヒアルロン酸の注入材)

未承認であること:バイオリジェンは、国内で承認されていない医療機器です。

入手経路:当院の医師の判断のもと、個人輸入しています。個人輸入については、厚生労働省の「個人輸入において注意すべき医薬品等について」をご覧ください。

国内の承認品:ヒアルロン酸の注入材には、国内で承認されたもの(ジュビダームビスタ、レスチレン)がありますが、ニキビ跡の癒着を切り離したあとに入れる目的で承認されたものはありません。

海外での状況:米国などで承認は確認できず、重いリスクが十分に分かっていない可能性があります。

救済制度:医療機器による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。

■ コラージュ(豚由来コラーゲンの注入材)

未承認であること:コラージュは、国内で承認されていない医療機器です。

入手経路:当院の医師の判断のもと、個人輸入しています。

国内の承認品:コラーゲンの注入材には、国内で承認されたもの(コーケンアテロコラーゲンインプラント)がありますが、豚由来のものは承認されていません。

海外での状況:韓国で医療機器の許可を受けています。米国などでは承認を確認できず、重いリスクが十分に分かっていない可能性があります。

救済制度:医療機器による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象になりません。

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。