診療案内

アトピー性皮膚炎

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が、よくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。薬を塗ればよくなっても、やめるとぶり返すので、ステロイドをいつまで使えばよいのか迷う方もいます。当院では、塗り薬で炎症を抑え、保湿で皮膚を守りながら、落ち着いた状態を保つ治療を保険診療で行っています。

こんな症状の方へ

  • かゆくて、寝ている間もかいてしまう
  • 首やひじ・ひざの内側、顔の赤みやかさつきが続く
  • かいたところが、厚くごわごわしてきた
  • 市販薬や保湿剤だけでは、湿疹がおさまらない
  • 赤ちゃんの顔や頭の湿疹が、なかなか引かない

かゆみだけでなく、炎症を治療します

アトピー性皮膚炎は、汗やストレス、かぜなどでも悪くなります。乾燥した皮膚をかくと傷ができ、さらにかゆくなる悪循環が起こります。保湿は大切ですが、赤みや湿疹が強いときは、保湿だけでは足りません。炎症を抑える塗り薬を、部位と症状に合わせて使います。

塗り薬の強さ・量・回数

塗り薬には、ステロイドのほか、タクロリムスやデルゴシチニブなど、ステロイドではない薬もあります。同じ方でも、顔と体、悪いときと落ち着いているときでは、薬の強さと塗り方が変わります。塗る量は、皮膚がしっとりするくらいが目安です。塗る回数は、悪いときは朝と入浴後の1日2回が基本です。

よくなってからの診察も大切です

悪いときにだけ受診すると、そのときに合わせた強い薬が続きやすくなります。落ち着いているときの皮膚も見せてください。赤みやかゆみがなく、触っても盛り上がりがないのを確かめてから、薬を変更したり塗る回数を減らしたりします。

塗り薬は自己判断でやめないでください。見た目がよくなっても、皮膚の下に炎症が残っていて、急にやめるとぶり返すことがあります。

湿疹を繰り返しやすい方には、よくなったあとも塗り薬を続ける方法(プロアクティブ療法)をとることがあります。

塗り薬を使ってもつらいとき

かゆみで眠れない、広い範囲に塗り続けるのがつらい、仕事や学校に差し支えるといった負担も、治療を見直す理由になります。まず、今の塗り薬の強さや量、塗り方が合っているかを、一緒に確かめます。

それでも強い湿疹が広く残るときは、飲み薬(シクロスポリン・JAK阻害薬)や注射薬(デュピルマブ等)を加えることを考えます。紫外線療法も、機器のある安城本院と札幌院で行っています。使える薬や治療は、年齢や湿疹の重さによって決まっています。こうした治療のあいだも、保湿と、皮膚に合わせた塗り薬は続けます。

日常のスキンケアと悪化したとき

石けんはよく泡立てて、肌をこすらずに洗ってください。保湿剤は、湿疹のないところにも、入浴のあとなど1日2回塗り、よくなってからも続けてください。

次のようなときは、予約の日を待たずに受診してください。

  • 湿疹の上に、小さな水ぶくれや、痛むただれが急に広がった
  • じゅくじゅくした汁や、黄色いかさぶたが増えてきた
  • 熱が出た、痛みが急に強くなった

こうしたときは、ヘルペスウイルスの感染やとびひが重なっていることがあります。

この施術の要点

診療区分・費用皮膚科の保険診療です。自己負担の割合は、年齢や加入している保険によって異なります
主な症状かゆみのある湿疹(赤み・かさつき・皮膚のごわつき)が、よくなったり悪くなったりを繰り返す
主な治療炎症を抑える塗り薬(ステロイド・タクロリムス・デルゴシチニブなど)と保湿剤
塗り薬で抑えきれないとき飲み薬や注射薬を加えることがあります。紫外線療法は、安城本院と札幌院で行っています
通院の目安再診の時期は、湿疹の状態に合わせてお伝えします。はじめは短めの間隔で来ていただき、落ち着いてきたら間隔をあけていきます
受診の目安かゆみで眠れない、湿疹が広がる・長引く、水ぶくれやただれが急に広がった
診察でお伝えください妊娠中・授乳中の方、ほかに使っている薬がある方、予防接種の予定がある方、持病のある方(腎臓や肝臓の病気、高血圧など)、結核やB型肝炎、皮膚がんにかかったことがある方、日光で皮膚が赤くなりやすい方、心臓ペースメーカーや植込み型除細動器など、体に植え込む電子機器を使っている方(紫外線療法は、機器によっては受けられません)
受診できる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院

診察・治療の流れ

01

問診

湿疹が出始めた時期や、これまでに使った薬をうかがいます。お薬手帳と、使っている塗り薬をお持ちください。
02

診察と処方

全身の皮膚を診て、重いときは血液検査も行います。塗り薬と保湿剤を処方し、塗る場所と量、回数をお伝えします。
03

再診

皮膚の反応と副作用を診て、薬の強さや量、塗る回数を調整します。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • ステロイドの塗り薬を、強いものや長い期間で使うと、皮膚が薄くなる、血管が浮き出る、ニキビや毛穴の炎症が出るといった副作用が起こることがあります。顔や陰部は起こりやすい場所です。
  • タクロリムス軟膏は、塗り始めにほてりやヒリヒリ感が出ることがあります。紫外線療法を受けている間は使いません。デルゴシチニブ軟膏では、毛穴の炎症やニキビが出ることがあります。
  • 飲み薬のシクロスポリンでは、腎臓の働きの低下や血圧の上昇、感染症に注意が必要で、定期的に血液検査を行います。
  • 飲み薬のJAK阻害薬では、帯状疱疹や肺炎などの感染症(重くなることがあります)、ニキビ、血栓症が報告されており、がん(悪性腫瘍)の報告もあります。始める前に、結核やB型肝炎などの検査を行います。
  • 注射薬のデュピルマブでは、結膜炎や、注射したところの赤み・腫れが出ることがあります。
  • 紫外線療法では、日焼けのような赤みが出ることがあります。長く続ける場合は、皮膚がんを含む長い期間の影響にも気をつけます。
  • 発熱やせき、痛みを伴う水ぶくれ、目の充血などが出たときは、早めに治療を受けた院へご連絡ください。息苦しさや胸の痛み、片方の脚の腫れや痛みが出たときは、すぐに医療機関を受診してください(院が閉まっているときは救急へ)。薬ごとの注意は、処方のときにご説明します。

FAQ

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。