その赤みの“正体”を知っていますか?咲くらクリニックで見直す、酒さと誤診されやすい疾患の正解ルート
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記事を読む脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、頭皮や小鼻のわきなど、皮脂の多いところに赤みとフケのような皮むけが出る皮膚炎です。塗り薬でいったん治まっても、またぶり返しやすく、長く悩んでいる方もいます。当院では、よく似たほかの病気と見分けたうえで、保険診療で治療します。
よく出るのは、頭皮や髪の生え際、眉、小鼻のわき、耳のまわり、胸の真ん中などです。わきの下や陰部に出ることもあります。赤みの上に、白っぽいフケのような皮むけや、脂っぽく黄色みを帯びた皮むけがつきます。かゆみは、あっても軽いことが多いです。
皮膚にいつもいる、皮脂を好むマラセチアというカビ(真菌)の一種が関わっていると考えられています。冬から春先や、ストレスが続いたときに悪くなることがあります。人にうつる病気ではありません。
赤ちゃんでは、生後1か月ごろから、頭や顔に黄色っぽいかさぶたのついた赤みが出ることがあります。多くは、その後1〜2か月のうちに自然に落ち着きます。大人では、よくなったり悪くなったりをくり返しながら、長く続くことがよくあります。
診察では、赤みと皮むけの出ている場所や形を診て、いつから出ているかをうかがいます。頭皮では乾癬(かんせん)、顔ではかぶれやアトピー性皮膚炎、酒さ(しゅさ)など、似た病気がいくつもあります。見た目だけでは分かりにくいときは、皮膚の表面を少しとって、顕微鏡でカビを調べます。
小鼻のわきの赤みやかさつきは、脂漏性皮膚炎でよく見られる症状です。ただ、同じところに、口囲皮膚炎(こういひふえん)が出ていることがあります。口囲皮膚炎は、口のまわりを中心に小さな赤いぶつぶつが出る皮膚炎で、小鼻のわきや目のまわりにも出ます。顔にステロイドの塗り薬を長く使っていると、起こりやすくなります。
どちらの病気かによって、治療に使う薬が変わります。当院では、赤みやぶつぶつの様子を診て、これまでに使った薬の効き方もうかがい、どちらの病気かを見きわめます。今使っている薬は、自分の判断でやめずに、受診のときにお持ちください。
脂漏性皮膚炎の治療は、塗り薬が中心です。マラセチアの増えすぎを抑える抗真菌薬と、赤みやかゆみを抑えるステロイドを、場所と症状の強さに合わせて使い分けます。頭皮には、髪の間にも塗りやすいローションを出します。
ステロイドの塗り薬は、赤みやかゆみを早く抑えます。顔は薬がよく吸収されるため、副作用に気をつけて、弱めのものを短い期間だけ使います。脂漏性皮膚炎は、ステロイドをやめると数日でぶり返すことが多いため、落ち着いてきたら、抗真菌薬で治療を続けます。
次のようなときは、早めに受診してください。
| 費用の目安 | 保険診療(自己負担は、保険の負担割合によります) |
|---|---|
| 主な症状 | 頭皮・髪の生え際・眉・小鼻のわき・耳のまわりなどの赤みと、フケのような皮むけ |
| 主な原因 | 皮脂と、皮膚にいつもいるカビ(マラセチア)。冬から春先やストレスで悪くなることがあります |
| 主な治療 | 抗真菌薬(カビを抑える薬)とステロイドの塗り薬 |
| 経過の目安 | 赤ちゃんは、多くが1〜2か月で自然に落ち着きます。大人は、よくなったり悪くなったりをくり返しやすい病気です |
| 受診の目安 | 市販の薬でよくならない、赤みやかゆみが強い・広がる、塗り薬を使っても赤みやぶつぶつが増える、赤ちゃんがかゆがる・体や手足にも湿疹がある |
| 受診できる院 | 安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院 |
施術の特徴や経過を、院長ブログでご覧いただけます。
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