ステロイドを塗っても痒みが続く?掻き壊しで潰瘍化した皮膚の治療
痒いときにステロイドが処方される。もちろんこれは間違いではありません。しかし、ステロイドを塗っているのに痒みが止まらず、掻くことで患部が潰瘍化してしまうことがあります。このような状態で
記事を読む湿疹・皮膚炎は、かゆみを伴って、赤みや小さなぶつぶつ、皮むけ、じゅくじゅくなどが出る皮膚の炎症です。薬でいったん治まっても、また出てくることがあります。当院では、保険診療で炎症を抑える治療を行い、繰り返すきっかけも一緒に探します。
湿疹には、乾燥や汗、洗剤、化粧品、金属などの刺激や、アレルギーなどが関わります。皮膚にふれたものが原因のかぶれ(接触皮膚炎)、水仕事や洗剤による手湿疹、乾燥から起こる皮脂欠乏性湿疹など、呼び方もさまざまです。皮脂欠乏性湿疹は、空気が乾く季節に、皮脂の少ない子どもやご高齢の方によくみられます。
診察では、皮膚を見るだけでなく、触ってざらつきも確かめます。湿疹に似た水虫などの感染症もあるため、必要なときは、皮膚の表面を少し取って顕微鏡で調べます。
顔や手の湿疹を繰り返すときは、化粧品やシャンプー、仕事で使う薬品などが手がかりになります。受診のときは、ふだん使っている製品や塗り薬をお持ちください。製品名が分かるものでもかまいません。
かぶれが疑われるときは、パッチテストで原因を調べます。顔の湿疹なら、化粧品やシャンプーなど首から上に使うものを調べ、それで分からなければ、カミソリなどの金属も調べます。
パッチテストでは、調べるものを背中に貼って2日後にはがし、その後も1週間後まで、何度か皮膚の反応を見ます。貼っている間は、入浴やシャワー、汗をかく運動を控えていただきます。
治療の基本は、原因を避けることと、ステロイドの塗り薬で炎症を抑えることです。薬の強さは湿疹の程度と場所に合わせて選び、顔やまぶた、手などでは使い方も変わります。かゆみが強いときは、かゆみ止めの飲み薬も使います。
じゅくじゅくしたところやかき壊したところには、亜鉛華軟膏などを重ねて塗り、皮膚を保護することもあります。触るとざらつく湿疹は、保湿だけでは治りにくいため、まず塗り薬で炎症を抑えます。肌がなめらかになったあとも、保湿は続けてください。
薬を塗ってもよくならないときは、まず、薬の強さや量、塗り方が合っているかを確かめます。刺激が残っていると繰り返すため、洗い方や、皮膚にふれるものも見直します。
腫れや痛み、熱を伴うときは、細菌の感染が重なっていることがあります。
| 保険適用(費用の目安) | 保険診療です(パッチテストなどの検査を含みます)。自己負担は、保険の負担割合によります |
|---|---|
| 主な症状 | かゆみを伴う赤み・ぶつぶつ・小さな水ぶくれ、皮むけ、じゅくじゅく |
| 主な種類 | かぶれ(接触皮膚炎)、手湿疹、皮脂欠乏性湿疹など |
| 主な検査 | パッチテスト(かぶれの原因を調べる)、顕微鏡の検査(水虫などと見分ける) |
| 主な治療 | 原因を避ける工夫、ステロイドの塗り薬、保湿剤、かゆみ止めの飲み薬 |
| 受診の目安 | 市販薬でよくならない・広がる、同じところに繰り返す、かゆみで眠れない、腫れや痛み・熱がある |
| 診察でお伝えください | 妊娠中・授乳中の方、ステロイドの飲み薬を使っている方(パッチテストを控えることがあります) |
| 受診できる院 | 安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院 |
施術の特徴や経過を、院長ブログでご覧いただけます。
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