診療案内

外用薬(塗り薬)の使い方

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

外用薬(塗り薬)の使い方

外用薬(塗り薬)は、病気の種類、塗る部位と皮膚の状態に合わせて使う薬です。赤みを抑える薬、ニキビの薬、保湿剤などでは役割が異なるため、同じ使い方でよいとは限りません。当院では、塗ってもよくならないとき、薬の強さだけでなく、塗る量や塗り方も一緒に見直します。

こんなことで迷っていませんか

  • 薬が何種類も出て、どこに何を塗ればよいか分からなくなった
  • ステロイドの塗り薬を、どのくらい塗ればよいか迷う
  • 塗っているのに、かゆみや赤みが引かない

薬の名前と、塗る場所を確認します

複数の薬が出た場合は、どれをどの部位に使うかを確認してください。顔用の説明を体の薬へ、別の人の処方を自分の肌へ当てはめないようにします。受診のときは、お薬手帳か薬袋をお持ちください。

レチノール、ピーリング剤など、刺激が重なる化粧品を使っている場合はお知らせください。洗顔・保湿との順番や、施術の前後に塗るのを休む必要があるかは、処方する薬ごとにお伝えします。

塗る量・回数・期間

少なく塗れば安全、多く塗れば早く治るとは限りません。ステロイドの塗り薬は、軟膏であれば塗ったあと に皮膚がテカるくらいの量が目安です。口の大きいチューブなら、大人の人差し指の先から第一関節まで押し出した量が、約0.5gです。この量で、大人の手のひら2枚分の広さを塗ります。

塗る回数は、薬ごとに決まっています。アトピー性皮膚炎で症状が強いとき、ステロイドの塗り薬は、朝と入浴後の1日2回が基本です。落ち着いてきたら、回数や薬の強さを少しずつ減らしていきます。効き方と刺激は再診で確かめ、いつまで続けるかを決めます。

ステロイドの塗り薬の強さと副作用

ステロイドの塗り薬は、強さが5段階に分かれていて、症状と塗る場所に合わせて選びます。顔や首、陰部は薬が吸収されやすく、副作用が出やすいところです。顔には、原則として弱めのものを使い、長く続けないようにします。

強い薬を長く塗ると、皮膚が薄くなる、細い血管が浮き出る、塗ったところの色が白く抜けるといった副作用が出ることがあります。多くは、塗るのをやめたり薬を替えたりすると回復します。長く塗っているところは、こうした変化がないかを診察で確かめます。ステロイドに不安がある方には、よい面と副作用の両方をご説明します。

塗って悪化したとき

強い赤み、腫れ、水ぶくれ、痛みが出る場合は、治療経過の一部と決めつけず、処方を受けた院へご連絡ください。病気の悪化か、薬の刺激やかぶれかを確認します。

ステロイドを塗ってもかゆみが止まらず、かき壊して深い傷(潰瘍)になってしまう方もいます。潰瘍になったところにはステロイドを塗らず、亜鉛華軟膏で皮膚を保護する処置に切り替えます。

施術のあとに使う軟膏

ほくろの除去やシミのレーザーなどの施術のあとに、軟膏を塗って、テープや保護材で覆うことがあります。塗る期間と貼りかえ方は、施術ごとにお伝えします。自由診療の治療で使う軟膏やテープは、治療と同じく自由診療で、院や施術によっては別に料金がかかります。

この施術の要点

診療区分皮膚の病気の治療で処方する塗り薬は、多くが保険診療です。自由診療の治療で使う軟膏・テープは、自由診療(保険適用外)です
主な塗り薬炎症を抑える薬(ステロイドなど)、ニキビの薬、保湿剤、施術のあとの軟膏
塗る量の目安ステロイドの塗り薬は、塗ったあと、皮膚がしっとりするくらい
塗る回数薬ごとに決まっています。アトピー性皮膚炎で症状が強いとき、ステロイドの塗り薬は1日2回が基本です
受診のときにお持ちくださいお薬手帳か薬袋。市販の薬や化粧品を使っている方は、その名前が分かるもの
診察でお伝えください妊娠中・授乳中の方、ほかに使っている薬がある方、塗り薬や化粧品でかぶれたことがある方
受診できる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院

診察・治療の流れ

01

問診・診察

症状の出ている場所を診て、これまでに使った薬の効き方をうかがいます。
02

処方

薬の種類と強さを決め、塗る場所ごとの量と回数をお伝えします。
03

再診

効き方と、刺激やかぶれが出ていないかを診て、薬の強さや塗る回数を調整します。

施術のあとに使う軟膏・テープの料金(自由診療・保険適用外)

料金は、軟膏の種類や、テープ・保護材の大きさによって変わります。薬代とは別に、診察料がかかります。

安城本院の料金表 / 新宿南口の料金表 / 大阪院の料金表 / 札幌院の料金表

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 塗ったところに、ヒリヒリ感や赤み、乾燥、皮むけが出ることがあります。ニキビの塗り薬では、使い始めのころに多く見られます。
  • 塗り薬や保湿剤、施術のあとに貼るテープや保護材で、かぶれ(接触皮膚炎)が起こることがあります。塗り薬でかぶれると、湿疹が悪くなったように見えることがあります。
  • 強いステロイドを長く塗ると、皮膚が薄くなる、細い血管が浮き出る、色が白く抜ける、ニキビや毛穴の炎症が出るといった副作用が起こることがあります。細菌・カビ・ウイルス(ヘルペスなど)による皮膚の感染症が起こったり、皮膚が伸びたような線(皮膚線条)が残ったりすることもあります。顔に出やすいものに、赤みやぶつぶつが続く酒さ様皮膚炎(しゅさようひふえん)があります。
  • 顔や陰部にステロイドを長く塗ったあとで急にやめると、赤みやむくみ、ぶつぶつが出ることがあります。
  • 目のまわりにステロイドを塗ると、眼圧が上がる(緑内障)、白内障などの目の副作用が起こることがあります。強い薬を、何度も、長く塗るほど起こりやすくなります。目のまわり以外でも、広い範囲に長く塗ったときに起こることがあります。
  • ステロイドの塗り薬を、多い量で、長く、広い範囲に塗ると、体全体に副作用が出ることがあります。ふつうの使い方では起こりにくいものですが、子どもは大人より起こりやすくなります。
  • ステロイドの塗り薬は、細菌・カビ・ウイルスによる皮膚の感染症や、深い傷(潰瘍)には使えません。ほかの塗り薬にも、目のまわりや粘膜、傷のあるところには使えないものがあります。
  • 薬ごとの注意は、処方のときにご説明します。

FAQ

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。