診療案内

毛細血管拡張症(赤ら顔)

対応状況
  • 安城本院
  • 新宿南口
  • 大阪院
  • 札幌院

毛細血管拡張症(赤ら顔)

毛細血管拡張症は、皮膚の浅いところにある細い血管が広がって、頬や鼻などが赤く見える状態です。当院では、湿疹や酒さ(しゅさ)などがないかを診察し、原因に合わせて治療します。

こんな症状の方へ

  • 頬や小鼻のまわりが、いつも赤く見える
  • 細い血管が、赤い線や網目のように透けて見える
  • 寒暖差やお酒で、顔が赤くなりやすい
  • ステロイドの塗り薬を長く使ったあとから、赤みが目立ってきた

赤みの原因を確かめます

細い血管が透けて見える赤みと、かゆみやぶつぶつを伴う赤みでは、治療が違います。診察では、赤くなり始めた時期や、使っている塗り薬・化粧品をうかがい、皮膚の状態を診ます。

もともと皮膚が薄く、血管が透けて見えやすい方もいます。アトピー性皮膚炎などの湿疹が長く続くと、細い血管が増えて、赤みが目立つことがあります。酒さや口囲皮膚炎(こういひふえん)、ニキビダニが増えて起こる炎症でも、顔は赤くなります。

ステロイドの塗り薬と赤み

ステロイドの塗り薬は、湿疹などの治療で広く使われる薬です。ただ、顔に長く使うと、副作用として細い血管が広がることがあります。塗っているあいだは赤みが引いて見えても、やめると目立ってくることもあります。

塗り薬は、自己判断で急にやめないでください。急にやめると、かえって赤みやほてりが強く出ることがあります。減らし方や、ほかの薬に替えるかは、今の皮膚の状態を診て決めます。薬を見直すと、時間とともに赤みが落ち着いてくることもあります。

炎症があれば、薬の治療が先です

湿疹や酒さなど、赤みのもとになっている病気は、塗り薬や飲み薬で治療します。診察・検査と、保険で使える薬による原因の治療は、保険診療です。原因や使う薬によっては保険が使えないこともあり、そのときは治療の前に費用をご説明します。

赤いからといって、すぐにレーザーを当てるわけではありません。湿疹や酒さは薬で炎症が落ち着いても、広がった血管は残ることがあります。

血管の赤みにはレーザー・光治療

毛細血管拡張症と診断された場合は、色素レーザー(Vビーム)の照射に保険が使えます。ただし、顔全体のように範囲が広い照射では、基本的に保険を使わず、自由診療になります。色素レーザーは、安城本院で行っています。見た目を整えることだけが目的の場合は、保険の対象になりません。

見た目を整える目的の、細い血管による赤みには、自由診療(保険適用外)で、Vビームと光治療のノーリスを行っています。ノーリスは4院で受けられます。血管の太さや深さ、赤みの広がりを診て、どちらを使うかと照射の方法を決めます。

照射のあとは、赤みや腫れが出ることがあります。Vビームでは、腫れがよく出ます。紫斑(内出血のようなあざ)が出ることもあり、1〜3週間ほど残ることがあります。大事な予定の前は、日程に余裕をもってください。治療で目立たなくなった血管も、時間がたつと、また出てくることがあります。

受診の目安

  • 赤みに、かゆみやヒリヒリ感、小さなぶつぶつがある
  • 塗り薬をやめると、赤みやほてりが強くなる
  • スキンケアを変えても、赤みがなかなか引かない

受診のときは、お薬手帳や、使っている塗り薬・化粧品の名前が分かるものをお持ちください。

この施術の要点

保険適用(費用の目安)診察・検査と、保険で使える薬による原因の治療は、保険診療です。原因や使う薬によっては保険が使えないこともあり、そのときは治療の前に費用をご説明します。保険診療の場合の自己負担は、保険の負担割合によります
主な症状頬・小鼻・鼻の赤み、赤い線や網目のように透けて見える細い血管
主な治療原因の病気の治療(塗り薬・飲み薬)。毛細血管拡張症と診断された場合は、色素レーザーの照射(保険)。顔全体のように範囲が広い照射は、基本的に自由診療です。
通院の目安保険の色素レーザーは、3ヶ月に1回ほどの間隔です。顔全体への自由診療のVビームは、1ヶ月に1回ほどの間隔です。薬の治療の再診の時期は、症状に合わせてお伝えします
受診の目安赤みにかゆみやぶつぶつがある、塗り薬をやめると赤みが強くなる
Vビーム(自由診療)見た目を整える目的の、細い血管による赤みに行う色素レーザーです。3〜5回が目安です
ノーリス(自由診療)見た目を整える目的の、細い血管による赤みに行う光治療です。照射の間隔は1ヶ月ほどが目安です。
受けられない方(Vビーム・ノーリス)ノーリス:ステロイド(塗り薬・飲み薬)・光に過敏になる薬・血液をさらさらにする薬(抗凝固薬)を使っている方、光線過敏症の方、ケロイドや盛り上がった傷あとができやすい方、金を含む注射薬(シオゾールなど)を使ったことがある方。肝斑・刺青・アートメイク・皮膚がんがある部分と、肌の色がとても濃い方の赤みには照射しません。Vビーム:光線過敏症の方と、日焼けや色素沈着のある肌、ヘルペスが出ている部分、傷や感染のある部分、刺青・皮膚がんがある部分には照射しません。
受診できる院安城本院・新宿南口・大阪院・札幌院(色素レーザーのVビームは安城本院のみ)

診察・治療の流れ

01

診察・検査

血管の広がりによる赤みか、湿疹・酒さ・ニキビダニなどによる炎症かを見分けます。必要に応じて、顕微鏡で調べます。
02

原因の治療

炎症があれば、塗り薬や飲み薬で治療します。
03

レーザー・光治療

残った血管の赤みには、保険が使えるかと費用をご説明してから、色素レーザーや光治療を行います。
04

再診

赤みの変化と副作用を見て、治療を調整します。

初診のご予約

ご希望の診療科目・担当医師・診療時間をご指定の上ご予約ください。

副作用・リスク

  • 塗り薬で、刺激感、乾燥、赤み、かゆみ、かぶれが出ることがあります。ステロイドの塗り薬を顔に長く使うと、血管が広がる、皮膚が薄くなるなどの副作用が出ることがあります。
  • 抗菌薬などの飲み薬で、胃腸の不調やめまいが出ることがあります。重い副作用が出ることもあるため、薬ごとにご説明します。妊娠中の方やお子さまには使えない薬があります。
  • 色素レーザー(Vビーム)では、照射のときの痛み、赤み(数時間〜3日ほど)、腫れ(数時間〜1週間ほど)がよく起こります。紫斑(1〜3週間ほど)、水ぶくれ、かさぶた、かゆみが出ることや、肌の色やきめが変わることもあります。
  • 光治療(ノーリス)では、照射のときの熱さや痛み、赤み、腫れ、細かいかさぶた、紫斑、水ぶくれ、毛穴の炎症が出ることがあります。照射したところやそのまわりの毛が濃くなることもあります。
  • レーザー・光治療では、やけど、色素沈着、色が白く抜ける色素脱失、傷あとが起こることがあります。Vビームでは、冷却ガスによる凍傷が起こることもあります。
  • 塗る麻酔を使う場合は、かぶれやかゆみが出ることがあります。
  • 十分な変化が出ないことや、治療のあとに血管の赤みがまた出てくることがあります。
  • 照射の前後は日焼けを避けてください(ノーリスは照射のあと少なくとも1か月)。日焼けしているときは、照射を延ばします。強い痛みや水ぶくれが出たとき、しみのような色が出てきたときは、次の予約を待たずに、治療を受けた院へご連絡ください。

FAQ

監修

小林 直隆

医療法人美心研 理事長/咲くらクリニック 総院長

略歴を見る略歴を閉じる

1996年三重大学医学部卒業。東京大学形成外科等での診療を経て、2003年咲くらクリニック開設。アトピー性皮膚炎・にきび・酒さ治療、美容レーザーを専門とし、医療機器メーカー各社の講師として全国で講演活動を行う。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本形成外科学会ほか所属。